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側溝清掃に使える道具・車両一覧
現場別の最適装備とは?
町なかの道路、住宅街、工業団地――どんな場所でも目立たないけれど重要な“側溝”。
この側溝に溜まった土砂や落ち葉を定期的に清掃することで、雨水排水の機能を保ち、道路冠水や悪臭の発生を防ぐことができます。
今回は、側溝清掃に使える道具・車両・装備を一覧形式で紹介し、現場条件ごとに最適な組み合わせの選び方までを詳しく解説します。
1. 手作業での清掃用基本道具
✅ スコップ・スリムショベル
側溝幅に合わせた先細タイプのスコップ
泥や堆積物をすくう際に使用
📌選ぶポイント:
・側溝幅に収まるか
・先端が丸いタイプは“泥残り”が少ない
✅ 側溝バサミ(泥かき用トング)
側溝に手を入れずに泥をつかみ取る器具
汚水や石の混じった泥にも対応
📌メリット:衛生的/腰を曲げずに作業可能
✅ チリトリ(側溝用)
コンクリート底面に沿う幅広・湾曲タイプがおすすめ
スコップやバサミと併用して泥をすくい上げる
✅ バール・フタ外し工具
側溝の蓋(グレーチング)を外す専用工具
丸型・T型・両口タイプなどあり
📌現場の蓋形状に合わせたタイプを複数持つと◎
✅ ホウキ・高圧洗浄機(仕上げ用)
清掃後の泥残りや落ち葉除去に使用
高圧洗浄は水圧での仕上げ清掃&臭気対策にも効果的
2. 吸引車・洗浄車などの清掃車両
✅ 強力吸引車(バキューム車)
泥・落ち葉・汚泥を吸引ホースで回収しタンクへ集積
作業時間を大幅短縮+交通規制が最小で済む
📌対応現場:
・幹線道路沿い/工業団地/泥の堆積量が多い現場
✅ 高圧洗浄車
側溝底面の堆積物や詰まりを水圧で除去
排水管への噴射ノズルで“詰まり解消”にも効果的
📌対応現場:
・雨天後の清掃/側溝詰まり解消/マンホール清掃と並行作業
✅ 小型清掃車(軽トラ積載型)
軽トラックにポンプ・吸引装置を搭載した小型モデル
狭小地・住宅街・通学路に向いている
✅ 汚泥運搬車・フレコン対応ダンプ
回収した泥の搬出・仮置きに使用
積載量や排出方法(後方・横開き)を現場で確認
3. 清掃作業時の安全装備・補助器具
装備 | 用途 |
---|---|
安全ベスト・ヘルメット | 視認性と頭部保護(特に車道沿い) |
側溝フタ受け台 | フタを浮かせて作業空間を確保 |
可搬型作業灯 | 暗所や夕方作業に必須 |
コーン・バリケード | 通行人や車両の巻き込み事故防止 |
4. 現場条件別の最適組み合わせ例
🏡 住宅街(幅狭・人通り多め)
機材 | 理由 |
---|---|
スリムショベル+チリトリ | 人力で丁寧に対応可能 |
側溝バサミ | 路上作業の省スペース化 |
軽トラ+フレコン | 作業音・汚水の飛散を防ぐ |
コーン+案内看板 | 住民対応も意識 |
🏭 工業団地・幹線沿い(長距離+堆積多)
機材 | 理由 |
---|---|
強力吸引車+高圧洗浄車 | 時間短縮+徹底清掃 |
フタ外しバール | 鋳鉄蓋が多いエリア対策 |
大型ダンプ | 堆積泥の搬出効率UP |
🏫 学校・公園周辺(安全性重視)
機材 | 理由 |
---|---|
側溝バサミ・トング | 作業員の姿勢と安全性確保 |
可搬型作業灯 | 早朝・夕方の視認性対策 |
安全ベスト・フル装備 | 通学児童への配慮 |
まとめ:現場に合った装備が作業の質を決める
側溝清掃の品質は、「どんな装備で対応するか」で8割決まります。
単に“泥を取る”だけでなく、
✅ 清掃の丁寧さ
✅ 安全性の高さ
✅ 作業時間の短縮
を実現するには、現場に合った最適装備の選定が不可欠です。