MENU

お知らせ

下水道施設のアセットマネジメント

豆知識 2021.07.05

 

道路・橋梁や上下水道等各種インフラなどの老朽化や事故などは世界的に社会生活を脅かすものとして取り組みが進んでおり、このような管理手法としてアセットマネジメントの国際規格ISO55001が発行しています。

このように、社会資本に関する維持管理の重要性は世界的に取り組みが進められており、下水道施設はその中でも重要なインフラの一つです。

下水道分野においても今後、急速な経年劣化による維持管理費用の増加が見込まれる一方、管理団体では勤務員の減少や高齢化、サービス地域の人口減少に伴う経営環境の悪化等が予想されています。

そこで、アセットマネジメントの導入による効率的・継続的な下水道事業の運営が必要となっています。

アセットマネジメント

下水道事業のアセットマネジメントは、ストックマネジメントに経営管理(資金)と執行体制の確保(人材)のマネジメントを加え、トータルの取り組みとして行うものです。

ストックマネジメントは、施設の維持管理として修繕や改築を計画的に行う長期の取り組みですが、アセットマネジメントは現場の取り組みだけでなく組織全体の取り組みです。

下水道管理団体としての目標管理、資産管理、運営維持計画、人事計画、資金計画の策定・実施・評価・改善をPDCAサイクルに基づき実施するとともに、マネジメントシステムとしてトップのコミットメントや組織の役割・権限、人材、情報管理を包括的に行う取り組みです。

アセットマネジメントを進めるためには、下水道の維持管理に関わる様々な要素を数値化し、データベース化することが肝要です。

アセットマネジメントの効果・メリットの一つが、客観的なデータに基づく中長期的な維持管理計画と実行にあり、平素の維持管理業務で収集された情報・データの収集・分析・活用がアセットマネジメントにおける重要な要素となります。

下水道事業を効率的・効果的に管理するには組織全体・施設全体を「マクロ的」な視点からマネジメントする必要があるが、より効果的に推進するためには設備単位の「ミクロ的」マネジメントが組み込まれていることが肝要です。

 

アセットマネジメントと人材育成

アセットマネジメントを推進するうえで、これに対応できる人材の育成が重要です。

近年、社会的に高齢化により経験豊かな作業員が退職する一方、後任者への技術伝承が課題となっています。また、アセットマネジメントにおいては情報のデータ化、システム利用が不可欠であるためITCのスキルも必要となっています。

さらには、下水道事業の公共性・特殊性を理解し経済的・効果的・効率的に下水道事業を運用できる経営能力も求められています。

 

処理場・ポンプ場施設のマネジメント

処理場・ポンプ場施設は多くの設備が常時稼働しており要員により日常的に維持管理されている点が管路施設と異なります。

その結果、日常運転の情報・データが数多く収集されており、このような情報・データの活用が効果的なアセットマネジメントに重要です。

そのためには、維持管理業務の情報収集・データ化が重要であり、仕様書・マニュアルに情報・データの収集・分析と活用を明記する必要があります。

但し、過去の膨大な情報を一度にデータ化できるものではありません。保有する情報を実行する事業の優先順位に合わせてデータベース化するとともに、現場レベルでのデータ収集をシステム化することも肝要です。

下水道メンテナンスの事なら、
何でもご相談ください!

ご相談はお気軽にどうぞ!

メール相談なら24時間365日対応してます。