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下水道管路施設の清掃【吸引車清掃・人力清掃】について解説

下水道管きょ内には土砂や汚泥が堆積し排水の妨げになる場合があります。

また、モルタル等の遺物の流入、樹木の根などの障害物を除去し下水道の機能性を維持する必要があります。

万一管路が閉塞し、腐食や管路破壊により修繕・改築が必要になった場合には大掛かりな工事となるため、適切な維持管理が重要です。

今回は管路が閉塞しないための清掃作業についてご紹介します。

吸引車清掃

 吸引車清掃は、管径800mm以上の管きょにおいて作業員が吸引ホースを操作して行います。

他の製法方法に比較し管きょに対する負担が小さく、土砂の除去率が高い方法です。

人が入れる施設の清掃およびしゅんせつで用いられます。なお、作業員が管きょ等の施設に入り作業するため、酸素欠乏や有毒ガス発生、転落事故、急激な増水などに注意が必要です。

特に施設内での作業は土砂やヘドロを撹拌するため亜硫酸ガス等が発生する恐れがあり、安全管理に留意する必要があります。

入孔前および作業中は適時ガス濃度を測定し、適切に換気を行うことが肝要です。

 

 作業では、清掃予定区間の上流マンホールから下流に向かって作業員が吸引ホースを操作し清掃作業を進め、中間点まで作業が終わったら下流側から上流に向かって作業を行います。

また、高圧洗浄を使用して堆積土砂の切り崩しやマンホール・管きょ等の洗浄を行います。

この場合に水圧により管路を損傷しないように吐出圧にに留意する必要があります。

なお、堆積土砂が少ない場合には吸引車を下流側に配置し高圧洗浄により土砂を洗い流し下流側で吸引する場合もあります。

 作業の実施に当たっては下水量の多少により作業形態が変わるため、流入系統・水位・水量及び流速・天候等を調査確認し作業計画を検討する必要があります。

また、管きょ内の急な流量増加や多量の土砂の流下に備え事前にポンプ場等に作業内容を連絡し対策を講じる必要があります。

またビルピット、工場等を把握し事前に情報・連絡体制を構築しておくことが必要です。

 

人力清掃

 機械力での清掃が難しい場合には人力で清掃する必要があります。

 管径800mm以上の場合には小車付きの台車あるいは小舟を管きょ内に持ち込み、人力あるいはウインチ等で運びます。

管径が800mm未満では、作業員が除去した土砂等をマンホール間にワイヤーロープ等を通し鉄筒などを使用しマンホール部分まで運び出します。

 清掃作業で排出される土砂及び汚泥、樹木根、モルタルなどの処理は適法に実施する必要があります。

不純物の除去により再生利用できる場合もあるため、除去した土砂等の性状を確認して処理する必要があります。