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下水道と豪雨災害

豆知識 2021.07.05

 

近年の気候変動の影響により、我が国では短時間強雨の発生件数が30年前の1.4倍になるなど増加傾向にあります。

このような気候変動は地球の温暖化によるものと言われていますが、今後予測される事として、「猛烈な台風の出現頻度の増加」「短時間豪雨の発生回数と降水量がともに増加」「総降雨量が増加」すると言われており、浸水対策は重要性を増しています。

都市部において浸水対策の重要な役割を担うのが下水道です。降った雨を集め河川に放流することで地域への滞留を防ぎますが、降雨量が下水道の能力を越えてしまうと内水氾濫などが発生してしまう場合があります。

2019年に発生した台風19号による世田谷区や武蔵小杉の浸水は、増水した多摩川への排水が滞ったために発生した内水氾濫です。

近年は都市化により降った雨は地面から地中に浸透せず、側溝等から下水道に流入してしまいます。下水道が流せる量を越えてしまうとマンホール等から逆流し浸水被害が発生します。

2008年から17年にかけての統計では、国内の浸水棟数の約7割、水害被害総額の4割が内水氾濫によるものです。

水害防止の取り組み

豪雨時に中小河川が一気に増水し氾濫するのを防ぐ取り組みとして、大きな貯水槽を設置したり、他の河川に水を流す流路を確保する取り組みが行われています。

埼玉県南部の中川ろ・綾瀬川流域は以前から降雨時の洪水に悩まされてきました。このため、「首都圏外殻放水路」が建設され、中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことができるようになりました。

写真は埼玉県春日部市にある龍Q館から見学できる地下の調圧水槽です。長さ177m・幅78m・高さ18mの空間に洪水時は水を湛えることができます。

このような取り組みが河川整備や下水道整備など様々な施設で行われており、豪雨災害から街を守る役割を果たしています。

 

建物のメンテナンスと日常管理

内水氾濫対策としては建物側のメンテナンスや日常管理も重要です。排水管や排水桝が詰まっていると水が溢れたりします。

また、日常管理がしっかりしていても状況によって浸水する場合があります。写真は、夏の夕立の後のマンションの駐車場です。深いところでは30センチ以上冠水しています。

この浸水は駐車場の排水口に葉が詰まったものですが、日常清掃の不備ではありません。前日に植栽の剪定を行ったのですが、翌日の集中的豪雨で細かな枝葉が一気に流れて排水溝を詰めてしまったのが原因でした。このように、短時間に集中的な雨が降った場合には注意が必要です。

また、豪雨時には敷地内へ他所からの流入や下水道からの逆流などで浸水する場合もあります。短時間に集中的な雨が降った場合には、気象情報や自分の目で敷地周辺を確認することが肝要です。

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